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十和田湖グランドホテル前の駐車場にトレーラー入れて、比内鶏(ひないどり)の串焼きを肴に手酌で般若湯を味わいました。
昼のトラブルで疲れたのか爆睡ですzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
夜明けのコーヒー(ネッスルのフリーズドライ・インスタント)をホーロー引きのカップで飲みながらドアを開けて表に出ると、新雪が20cm程積っていて風が強かったのか、車のわだちは全て消えていました。
誰もいない事をさいわいに、電柱にマーキング??????・・・・・・
風邪をひかない前に、キャビンに戻ってバターロールをほうばりました。バターの塩気が、ブラックコーヒーの味をひきたててくれます。
排気量25.000ccのトラクターは、一晩(8時間位)アイドリングでも50リットル位軽油を飲み込んでくれます。
車を一回りしながら、残油量を確認して、時間前に少し動かそうとパキングブレーキ(スプリング・ブレーキ)を解除した時の排気音が【いつもの音と違う】ことに気がついたのです。
まさか?もしかして?心配していた予想は的中でした。10年買い続けた年末ジャンボは300円以上当たらないのに、こんな時に限って当たるとはトホホです・・・・・・
日常生活における【癖】はなかなか取れないものです。本人の自覚は全く無くても「貧乏ゆすり・音を立てて物を食べる・方言・・・・・」等など、個人的に違いはありますが、多かれ少なかれ何らかの癖を使いながら、社会生活を行っているのではないでしょうか。
飲酒も喫煙も習慣と言いながら一種の癖と思っています。
その癖とは【車を駐車したら、必ず駐車ブレーキを作動させる】ことです。
これはドライバーになりかけの頃、助手席で1カ月くらい見習いをさせていただいた時に、教わったことの一つです。
- 上司、先輩(年ではなく勤務の先輩)客先へのあいさつ
- 荷物の積みつけ、固定、ロープの掛け方、シートの張り方
- 道路の優先順位(低速走行時は後方も確認しながら、渋滞の無いように)の認識
- 道路に物を投げない
- etc
スプリング・ブレーキのリレー・バルブに付着した水分が、夜間の温度低下で凍ってしまいました。
エアーブレーキですから、作動させるには、コンプレッサーで圧縮された空気を使います。そこには若干の水分が残っています。
空気と油水を分離する装置は付いていますが、完全では有りません。
残った水分がマイナス15度の冷気でバルブの中凍りとなり、空気の流れを妨げていることで、ブレーキが解放できないのです。
【寒冷地でのスプリングブレーキ禁止】(凍る知識は有ったのですが・・・・)
この癖が織り込まれていれば、この失敗は起こらなかったのですが、残念ながら、安全最優先が働いてしまいました。
修理の24時間サービスも、この地域では無理だろうし、出来たとしても基本料金2万円に距離加算を入れたら・・・・・・・・そんな想像をすると、呼べる状態ではありません。それは最終手段に残しておいて、ボンベ式のバスバーナーを探しました。
工具箱の奥に、バーナーは有ったがガスが無い。
うろうろして居る間に時間は過ぎて、近くの売店の御主人が出てきました。
運を天に任せて「携帯ガスバーナー有りませんか?」と問えば「有るよ!何するの?」の返事、【やったー】地獄で仏とはこのことかと、自問自答したものです。
「かくかくしかじかと」説明して、さっそく常備のスタッフ(箱尺)の先端に取り付けて、隙間30cmの車体の下に滑り込ませました。
微かにしか見えないリレーバルブを料理で使う「強火の遠火」で温めました。
直火で付近の配線やパイプを破損したら、元の木阿弥どころではありません。
格闘30分無事氷は溶けて、ブレーキは解放されました。
売店の御主人に後光が差していたことは申すまでもなく、感謝感激の御礼を申し上げました。
曰く「水道が凍るので、常時必需品」とのことでしたが、生涯忘れられない教訓となりました。
これ以後真冬の網走でもこの類のトラブルは起こしていません。
いつか【網走編】もお知らせします。
宇樽部バイパス
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